資産運用

2025年版 高市銘柄完全リスト|防衛・AI・半導体・通信の注目株まとめ

はじめに:政策マネーが日本株を動かす時代へ

2025年、日本株市場で最も注目されるキーワードの一つが「高市銘柄」です。
これは、自民党・高市早苗氏の政策方針──すなわち「経済安全保障」「技術自立」「防衛強化」「AI・半導体戦略」など──と連動する企業群を指します。

過去のテーマ株と異なり、高市銘柄は“国の方向性と企業成長が直結する”長期トレンドを形成しています。
国家予算・補助金・技術開発・民間連携が一体化するため、単なる話題先行ではなく「持続的な業績拡大」が見込める点が最大の特徴です。

この記事では、「高市銘柄とは何か?」という基本から、防衛・AI・半導体・通信という4大テーマ別に注目株を深堀りします。
2025年の投資戦略を立てる上での実践的な指針として活用してください。


1. 高市銘柄とは?|政策×技術が作る“成長の接点”

高市銘柄とは?|政策×技術が作る“成長の接点”

「政策と市場の橋渡し」がキーワード

「高市銘柄」は、単なる政治テーマ株ではありません。
高市早苗氏が掲げる「経済安全保障」の考え方は、**“国家の独立は技術力で守る”**という明確な理念に基づいています。
この方針により、政府が重点支援する分野として以下の4領域が浮上しました。

  • 防衛・安全保障関連(防衛装備、電子戦、無人機)
  • 半導体・AI技術(生成AI、国産チップ、データセンター)
  • 通信・サイバー(Beyond 5G、量子通信、サイバー防衛)
  • 宇宙・量子・先端研究(長期政策枠)

これらの分野に該当する企業が「高市銘柄」と呼ばれ、政府の補助金・技術支援・官民連携の恩恵を受けやすくなっています。

投資の見どころ:「予算→業績→株価」

投資家が注目すべきは、政策決定と企業収益の時間差です。
政策が発表された直後に買うのではなく、補助金や契約が実際に動き始めるタイミングでエントリーするのが実践的です。
たとえば「防衛費増額」→「装備品契約」→「企業業績反映」→「株価反応」という順序を意識しましょう。

政策発表から株価反応までの目安

  • 政策発表〜3か月:短期のテーマ物色
  • 3〜6か月後:実需・契約発表
  • 半年〜1年後:業績寄与→株価の“本格反応”
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高市銘柄は「長期で育つ政策テーマ株」。ニュースに飛びつくよりも、国策のロードマップを理解して先回りする姿勢が成功の鍵です。


2. 防衛・セキュリティ関連株|「安全保障」が国家の成長産業に

防衛・セキュリティ関連株|「安全保障」が国家の成長産業に

防衛費2%時代の主役たち

2023年度、防衛費は初めてGDP比2%目標を掲げました。
2025年にかけて、防衛装備移転・サイバー防衛・宇宙防衛の3軸が拡大中です。
主な注目株は以下の通り。

  • 三菱重工業(7011):ミサイル・艦船・エネルギー装備で国内中核。P-1哨戒機や国産ミサイル開発も担当。
  • IHI(7013):防衛装備と航空エンジン。無人機関連も強化中。
  • 川崎重工業(7012):潜水艦・防衛艦艇などに強く、AI制御技術を導入。

加えて、**NEC(6701)や富士通(6702)は防衛省向けの通信・レーダー・指揮管制ネットワークなどを担当。
AI・サイバー技術の融合が進み、
「民間技術が防衛に転用される時代」**へ突入しています。

電子戦・サイバー防衛の新興株

中小型では、**ラック(3857)FFRIセキュリティ(3692)**などのサイバー防衛企業が再評価されつつあります。
電子戦用センサーやAI監視技術を持つ【日本アビオニクス(6946)】なども要注目です。

ドローン・自律兵器の台頭

2025年以降、無人機やAI制御装備の需要が増大。
【スバル(7270)】【ヤマハ発動機(7272)】も、自衛隊や警察向けのドローン開発に着手しています。

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防衛関連は「材料出尽くし」と見られがちですが、電子戦・AI防衛・無人機は次のステージ。
大型株では“業績連動”、小型株では“テーマ波乗り”の二刀流戦略を。


3. AI・半導体関連株|生成AIと国産チップで世界に再挑戦

AI・半導体関連株|生成AIと国産チップで世界に再挑戦

生成AIブームの第二波

米国ではChatGPTをはじめとする生成AIブームが続いていますが、日本政府も「AI国産化支援」を加速中。
生成AI基盤整備やデータセンター強化など、官民一体のプロジェクトが進行中です。

注目株:

  • ソフトバンクグループ(9984):Arm上場益をAI事業へ再投資。生成AIインフラ構築で国内先行。
  • サイバーエージェント(4751):AIクリエイティブ生成で広告自動化を推進。
  • ブレインパッド(3655):企業向けAIデータ分析の需要拡大で成長軌道に。
  • ABEJA(5574):生成AI×製造ライン効率化で話題。

国産半導体の復権「Rapidus」プロジェクト

政府が主導する国産半導体企業「Rapidus」は、2030年に2ナノ量産を目指す国家戦略案件。
そのサプライチェーン全体に恩恵が広がっています。

関連銘柄:

  • レーザーテック(6920):EUV検査装置で世界トップシェア。
  • アドバンテスト(6857):半導体テスターの世界王者。AI半導体需要が追い風。
  • SCREENホールディングス(7735):洗浄・塗布装置分野でRapidus関連需要。
  • 東京エレクトロン(8035):世界的装置メーカー。TSMC・Rapidus双方と関係。

電力・冷却など周辺インフラも恩恵

AI・半導体は電力と冷却設備が必須。
電源装置の【TDK(6762)】や冷却ソリューションの【ダイキン(6367)】にも資金が波及しています。

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半導体は景気循環産業。短期ではボラが高いですが、AI×チップ×電力という3層構造でポートフォリオを組むと安定します。


4. 通信・サイバーインフラ関連株|Beyond 5Gで再評価される通信大手

通信・サイバーインフラ関連株|Beyond 5Gで再評価される通信大手

「IOWN構想」が世界を変える

NTT(9432)が推進する「IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想」は、通信を“電気から光”に変える国家級プロジェクト。
これにより、超低遅延・省電力・量子通信が実現します。

主要企業:

  • NTT(9432):IOWNの中心。光電融合チップで世界標準を狙う。
  • KDDI(9433):衛星通信Starlink連携や地方通信強化。
  • NEC(6701):通信基地局、量子暗号通信の両輪。
  • 沖電気工業(6703):次世代通信機器の部品供給。

サイバーセキュリティ需要の急増

政府は2025年度予算で「サイバー防衛費の倍増」を掲げています。
防衛省・自治体・企業向けのセキュリティ需要が急拡大中。
【セキュアヴェイル(3042)】【ラック(3857)】などが再注目。

通信株の魅力は“安定と配当”

NTT・KDDI・ソフトバンク(9434)は高配当+安定成長型の王道株。
加えて「国策インフラ企業」として中長期の底堅さがあります。

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通信セクターは“守り”のイメージが強いですが、Beyond 5Gでは“攻め”のフェーズへ。
高配当+成長テーマのバランスを狙う投資に最適です。


5. 2025年以降の展望|宇宙・量子・経済安保が次の主役へ

2025年以降の展望|宇宙・量子・経済安保が次の主役へ

宇宙×AI=新たな政策市場

「宇宙基本法」改正により、宇宙ビジネスが国家戦略の一部となりました。
人工衛星・宇宙輸送・観測データAI解析などの分野に補助金が流入。
【QPS研究所(非上場)】【インターステラテクノロジズ】などスタートアップも台頭しています。

上場企業では、

  • 三菱電機(6503):衛星通信装置
  • IHI(7013):ロケット関連
  • ソニーグループ(6758):宇宙カメラ技術

量子技術と経済安保

量子暗号通信や量子コンピューティングの国産開発も加速中。
【東芝(6502)】【NEC】【日立製作所(6501)】が主要プレイヤーです。
量子通信は「通信の究極の安全性」を実現し、サイバー防衛の次段階へと進化します。

政策×企業×投資の未来形

2025年は「AI・防衛・半導体・通信」に次いで、宇宙・量子・経済安保ファンドが本格始動予定。
この動きにより、高市銘柄の概念はさらに広がるでしょう。

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次のテーマを探すなら、「国が長期支援する研究開発分野」を意識。
先端素材、エネルギー、量子通信などは5年単位で見たい成長領域です。


まとめ:国策と共に歩む投資が2025年の勝ち筋

高市銘柄とは、単なる“人気テーマ株”ではなく、国の方向性を映す鏡です。
防衛・AI・半導体・通信はいずれも日本の産業競争力を支える根幹。
そしてこれらのテーマに連動する企業は、補助金・需要・信用の三拍子を揃えています。

投資家が意識すべきは、「短期の材料」よりも「構造の変化」。
2025年はまさに“国策トレンドの分岐点”。
政治と技術、そして資本市場を一体で読み解く力が、次の成長銘柄を見抜くカギになります。


よくある質問(FAQ)

Q1. 高市銘柄はいつまで続くテーマですか?

A1. 短期トレンドではなく、2030年頃まで続く長期テーマです。経済安保・AI・半導体・防衛はいずれも10年単位の国家戦略で、途中で形を変えながら存続します。テーマの旬を見極めつつ、フェーズごとに銘柄を入れ替える運用が現実的です。


Q2. 防衛関連株はもう上がり切ったのでは?

A2. 2023〜24年に第1波の上昇がありましたが、今は「電子戦」「AI防衛」「無人機」など第2波が始まる段階です。大型株よりも、部品供給やシステム開発を手掛ける中小型の連動銘柄が狙い目です。


Q3. 半導体株は景気敏感ですが長期で大丈夫?

A3. 半導体は循環産業ですが、生成AI・自動運転・量子通信など構造的な需要増が続きます。
景気サイクルの波を理解し、押し目買いを徹底すれば長期リターンが見込めます。


Q4. 通信株は成長性が乏しくないですか?

A4. 通信事業の成長率は緩やかですが、Beyond 5G・IOWN構想・衛星通信など新規市場が拡大しています。
配当+成長テーマの二重のリターンを得られる数少ないセクターです。


Q5. 高市銘柄に分散投資するにはどうすれば?

A5. 個別株が難しい場合は、テーマETFの活用が便利です。

  • iFreeNEXT 日本防衛関連株インデックス
  • グローバルX Japan 半導体ETF
  • NEXT FUNDS 情報通信ETF
  • eMAXIS Neo AIロボット
    これらを政策テーマ別に分散保有することで、安定した中期運用が可能です。

参考ツール・情報サイト


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【学歴】:東洋大学 経済学部経済学科 卒業| 【仕事】:ホームページ制作、WEB解析、ブログ| 【ルーティン】: 黒霧島水割り、プロテイン 【出身地】:熊本県玉名市 【活動拠点】:千葉県船橋市 【好きな言葉】:we are all one