4. モデル選択とプロンプトの書き方のポイント

画像生成AIを利用する際、モデル選択とプロンプトの書き方は非常に重要です。ここでは、効果的なプロンプト作成のポイントと、どのモデルを選ぶべきかについて解説します。
モデル選択の重要性
まずは、適切なモデルを選ぶことから始めましょう。SeaArtでは、さまざまな画像スタイルを生成するための特化型モデルが用意されています。例えば、アジア系写実(yayoi_mix)モデルは、日本人の実写画像に適しています。一方で、アニメーションスタイルやファンタジー風の画像を生成したい場合には、別のモデルを選ぶのが良いでしょう。
- モデル選択の手順
1. 左サイドメニューを開く: モデルの選択肢が表示されます。
2. 自分の目的に合ったモデルを探す: 例えば、アニメ風のイラストなら「2Dアニメ」モデルを選ぶことが効果的です。
3. コミュニティモデルを利用する: 最新のトレンドや様々なスタイルを試すために、コミュニティで提供されているモデルもチェックすることをお勧めします。
効果的なプロンプトの作り方
プロンプト作成にはいくつかのポイントがあります。具体的な指示を行うことで、理想の画像に近づけることができます。
1. 具体的な指示を心がける
プロンプトは、描きたい対象を出来る限り具体的に描写することが重要です。例えば、「女の人」だけではなく、「黒髪のショートヘアで、眼鏡をかけている、笑顔の女性が浴衣を着て、お祭りで手を振っている」など、詳細なシーンを提供しましょう。具体性はAIの理解を助け、期待に近い画像を生成する確率を高めます。
2. 必要な要素を考える
プロンプトには、シーンや色、スタイル、そして画像効果など、様々な要素を含めると良いです。以下の要素に分けて考えてみてください。
- 品質: UHD(超高精細)、4Kなど
- スタイル: アニメ風、抽象絵画、コンセプトアートなど
- 画像効果: シルエット、バックライト、深度のぼかしなど
- 容姿: 髪型、表情、服装など
- 構図: ポートレート視点、上からの視点など
3. パワーワードを活用する
キーワード選びに工夫をすることで、より理想的な結果を得ることができます。たとえば、「写実的」「アニメスタイル」「高解像度」などのパワーワードを用いて、特定のスタイルや雰囲気を強調します。これにより、AIは生成する際の方向性がより明確になります。
プロンプトの実践例
以下は、効果的なプロンプトの実践的な例です:
- 良いプロンプト: 「夜の街でネオンの光に包まれたサイバーパンク風の未来都市、高層ビルが立ち並び、空には飛行車が飛んでいる」
- 改善が必要なプロンプト: 「未来都市」
プロンプトの工夫によって生成された画像のクオリティは大きく変わります。自身のイメージを的確に伝えることが、思い通りの画像生成の第一歩です。
5. 高度な設定で画質をアップさせるテクニック

SeaArtを使って画像を生成する際に、設定を調整することで画質を飛躍的に向上させることができます。ここでは、特に効果的な高度な設定に関するポイントを詳しく解説します。
1. サンプリング法の選択
生成する画像のクオリティは、選ぶサンプリング法によって大きく変わります。特におすすめなのがDPM++シリーズです。このアルゴリズムを利用することで、高品質な画像を得ることができると評価されています。基本設定は「DPM++ 2M Karras」となっていますが、より高い品質を求める際には他のオプションも柔軟に考慮してください。
2. サンプリングステップの調整
サンプリングステップは、ノイズ除去のための反復回数を示しています。ステップ数を増やすことで、さらに高精細な画像を生成可能ですが、処理速度が影響を受けます。通常、初期設定として20〜40の範囲を推奨しており、求める画像の特性に応じて調整を行うと良いでしょう。
3. CFGスケールの設定
入力プロンプトへの忠実度を調整する際に、CFGスケールの設定が非常に重要です。この数値を高く設定するほど、プロンプトに対する忠実な成果物が得られ、一方で数値を低くすると多様な表現が増えます。推奨されるスケール範囲は3から15で、特に7.0が適度なバランスを提供します。
4. VAEの利用
VAE(Variational Autoencoder)は、生成される画像の鮮明さや色の調整に役立つ機能です。実写とアニメスタイルを融合させた画像生成には、設定を適切に行うことで、より魅力的な結果が得られます。初期設定はNoneですが、「automatic」機能を使うことで簡単に調整できます。
5. ネガティブプロンプトの活用
生成したい画像から除外したい要素を明示するネガティブプロンプトを活用することで、理想的な成果物が得られます。この機能を有効にすると、入力欄が出現し、具体的なキーワードを入力することで、生成物の質を向上させることができます。
6. 高級修復機能の使用
高級修復機能には、画像サイズをアップスケールする機能や、顔やキャラクターの修復機能が含まれています。特にアップスケール機能を使用することで、出力画像のサイズと画質を向上させることが可能です。選択できるアップスケールの種類も豊富で、「4x-UltraSharp」や「R-ESRGAN 4x+」など、目的に応じて使い分けができます。
これらの高度な設定を活用することにより、SeaArtを用いた画像生成の品質を飛躍的に向上させることができるでしょう。適切な設定を行い、理想の画像を生成する手助けとして利用してください。
【まとめ】SeaArtの使い方
SeaArtは、初心者でも簡単に使える便利な画像生成AIツールです。直感的なユーザーインターフェースと豊富なモデル、無料プランの提供など、初めてAIツールに触れる人にも優しい環境が整っています。
また、詳細なプロンプトの作成やサンプリング法の調整など、高度な設定も可能で、様々なニーズに合わせた画像を生成できます。
特に日本語対応により、言語の壁を感じることなく気軽に使え、デザインやマーケティングなどのビジネスシーンでも活用できる点が大きな魅力と言えるでしょう。ぜひSeaArtを活用して、自分だけのオリジナルな作品を生み出してみてください。
画像生成システムツールの紹介
AIイラストくん
AIイラストくんは、簡単なプロンプト(命令文)を入力するだけで高品質なイラストを生成してくれるツールです。LINEでの操作が可能で、使い方も非常にシンプルです。
- 特徴:
- 無料プランあり
- 無料では1日3枚、月額制でさらに増える
- 高品質なイラストを迅速に生成

DALL-E 2
OpenAIが開発したこのツールは、テキストから画像を生成する能力に優れています。特にユニークなコンセプトやクリエイティブなビジュアルを切り出す際に非常に役立ちます。
- 特徴:
- 多彩なスタイルでの生成
- 自由な発想を視覚化
- 無料トライアルあり

Midjourney
このプラットフォームは、アートに特化した画像を生成するのに最適で、特にファンタジーやサイエンスフィクション系のビジュアルに強みを見せます。Discordを通じて利用可能です。
- 特徴:
- 深いアートスタイルの表現
- コミュニティ駆動型でアイデアを共有可能
- 高解像度の画像生成が可能

Canva(生成AI機能付き)
デザインツールとして有名なCanvaは、AI機能が追加され、簡単にプロフェッショナルなデザインが作れるようになりました。特にインスタグラム投稿のカスタマイズが直感的に行えます。
- 特徴:
- 数百種類のテンプレート
- デザイン要素をAIが推薦
- 簡単な操作でプロ並みの投稿が作成できる

Artbreeder
このツールは、ユーザーが画像を合成し、新しいビジュアルを生成することができる、非常にクリエイティブなプラットフォームです。自身の画像をアップロードし、様々な要素をミックスすることで個性的な画像が生まれます。
- 特徴:
- コラボレーション機能が充実
- 自分のスタイルを反映させた作品が作成可能
- 無料プランあり、幅広いユーザー層に適応

Stable Diffusion
Stable Diffusionは、潜在拡散モデルという先進的な手法を用いており、膨大なテキストと画像のデータペアから学習することで、指定されたテーマに基づいた画像を生成します。
- オープンソースでの利用
- 多様なスタイルの生成
- 画像生成の柔軟性

これらのツールを活用することで、インスタグラムやYoutubeの投稿がより魅力的かつ効率的に制作できるようになります。各ツールの特徴を踏まえ、自分のスタイルや目的に合ったものをぜひ試してみてください。
よくある質問
SeaArtではどのような種類の画像を生成できますか?
SeaArtでは、写実的なリアル画像からアニメ調、ファンタジー風のイラストまで、多様なスタイルの画像を生成することができます。特に、アジア系の人物写真や、サイバーパンク風の未来都市など、ユーザーの好みに合わせて細かいカスタマイズが可能です。豊富なモデルラインナップと高度な設定機能により、幅広い表現が実現できます。
初心者でも簡単に使えますか?
はい、SeaArtは初心者でも非常に使いやすいよう設計されています。直感的なユーザーインターフェースと日本語対応により、プロンプトの入力や各種設定が簡単に行えます。また、無料プランが用意されているため、気軽に試し始めることができます。スキルに応じて「イージーモード」と「創作モード」を使い分けることで、徐々に機能を理解しながら上達していくことができます。
商用利用は可能ですか?
はい、SeaArtで生成した画像は商用利用が許可されています。デザインやマーケティングなどのビジネスシーンで活用できるため、フリーランスや中小企業の方々にとって大きなメリットとなります。ただし、商用利用を行う際は、使用するモデルの著作権やリスクに十分注意を払う必要があります。
どのようにしてアカウントを作成すればよいですか?
SeaArtの公式サイトにアクセスし、「ログイン」ボタンをクリックします。その後、GoogleアカウントやDiscord、Facebookなどのオプションから、お好みの方法でアカウントを作成できます。アカウント作成後は、言語設定を日本語に変更し、イージーモードや創作モードなど、自身のニーズに合わせてモードを選択することをおすすめします。これらの初期設定を行えば、すぐに画像生成を開始することができます。
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- 必要なのはブラウザだけ!
AI Canvasでは、複雑なインストール作業なしで、ブラウザを通じて簡単に Stable Diffusionを利用できます。 - 様々のテイストの画像が生成できる
拡張機能(ダウンロードファイル)を使うことで同じプロンプトでも アニメ風やリアル風など作成したいイメージに近づけることが可能。 - 画像から新しい画像を生成することもでき自由自在!
「こんな画像が欲しい!」という方も多いかと思います!ConoHa AI Canvasは 画像から新しい画像を出力することができ、難しいプロンプトは不要です。
