4. タイムラインの機能と使い方を徹底解説

Cascadeurのタイムライン機能は、アニメーション制作において非常に重要な役割を果たします。このセクションでは、タイムラインの機能とその効果的な使い方について詳しく解説します。
タイムラインの基本構成
タイムラインは、アニメーションの各フレームを視覚的に管理するためのエリアです。ここでは、キーフレームを追加したり、調整したり、補完のスタイルを選択することができます。主な構成要素は以下の通りです。
- キーフレーム: アニメーションの特定のポイントを定義します。
- タイムトラック: 時間軸に沿って動きの流れを視覚化します。
- インターポレーション: キーフレーム間の動きを滑らかにするための補間技術。
一連の操作
キーフレームの追加と削除
アニメーションにおいて、キーフレームは動作を定義する重要な要素です。以下の手順で簡単に操作できます。
- ボーンを選択: アニメーションしたい部位を選びます。
- 青い鍵マークをクリック: キーフレームを追加します。再度クリックすると削除できます。
複数のキーフレームを使って動きをより自然に見せるためには、キーフレームの位置を意識することが大切です。
Ghost(残像)機能の活用
Ghost機能を利用することで、前後のフレームを視覚的に表示し、ポーズや位置の確認を容易にします。この機能は特に以下の場面で役立ちます。
- 動作の前後での位置合わせ
- アニメーションの流れを確認する際の目安
Trajectory(軌跡)の表示
Trajectory機能を活用すると、指定したフレーム間の動作を可視化できます。この機能を使用することで、動きの自然さを高めることができます。設定手順は以下の通りです。
- トラック全体を選択。
- 上部メニューの「Interpolation on interval」を「Bezier clamped」に変更。
この手法により、フレーム間が滑らかにつながり、よりリアルな動きが実現します。
アニメーション再生の操作
タイムラインの操作は直感的であり、アニメーション再生やキーフレームの調整をスムーズに行えます。再生ボタンを押すだけで、選択したキーフレーム間の動きを確認できます。また、それぞれのボーン選択も簡単に行え、特定のボーンのキーフレーム情報を表示できます。
インタラクティブな操作
タイムラインでは、ボーンごとの入れ子状態が視覚的に表示され、簡単に各ボーンのキーフレームにアクセスできます。これにより、アニメーション制作の効率が大幅に向上します。
Cascadeurのタイムライン機能を使いこなすことで、アニメーションの完成度をさらに高め、効率的な制作が可能になります。公式のチュートリアルも豊富に用意されているため、初心者でも安心して学ぶことができます。
5. UnityへのFBXエクスポート方法と設定のポイント

Unityにおいてアニメーションを効果的に使うためには、Cascadeurで作成したアニメーションをFBX形式でエクスポートし、正しく設定することが重要です。このセクションでは、FBXエクスポートの手順と、Unityでの設定ポイントについて詳しく解説します。
FBXエクスポートの手順
シーンのエクスポート
Cascadeurで作成したアニメーションをFBX形式でエクスポートします。作業が終わったら、メニューから「ファイル」→「エクスポート」を選択し、FBX形式を選びます。エクスポート設定の確認
FBXエクスポートの際に、アニメーションとメッシュの両方を含めるかどうかを選択できます。一般的にはアニメーションだけをエクスポートすると良いでしょう。これにより、不要なデータを避け、Unity内での動作がスムーズになります。FBXファイルのインポート
Unityを起動し、エクスポートしたFBXファイルをプロジェクト内にドラッグ&ドロップします。この際、Unityが自動的にインポート処理を行います。
Unityでのアニメーション設定
FBXがプロジェクトにインポートされたら、その次に行うのはアニメーションの設定です。以下のポイントに注意してください。
モデルの設定
FBXを選択し、Inspectorウィンドウで「Model」タブを確認します。「Preserve Hierarchy」にチェックを入れ、階層構造を保持させることが重要です。アニメーションタイプの変更
「Rig」タブを開き、「Animation Type」を「Humanoid」に設定します。このステップは、キャラクターの正しい動作を保証するために欠かせません。設定後は「Apply」ボタンを押して変更を適用します。アニメーションの複製
アニメーションファイルを選択し、Ctrl+Dを押すことで複製が作成できます。これにより、オリジナルのアニメーションを保持しつつ自由に編集が行えます。
アニメーションの仕上げ
Bake Into Pose
複製したアニメーションファイルを開き、「Bake Into Pose」にチェックを入れて、アニメーションの動きを正確に調整します。「Base Upon」を「Original」に設定し、必要に応じて「Loop Time」にもチェックを入れてループさせます。AnimationControllerの作成
新しいAnimationControllerを作成し、先ほど設定したアニメーションファイルを挿入します。「FootIK」にチェックを入れることで、足の動きが滑らかになります。
プレイモードでの確認
すべての設定が完了したら、Unityのプレイモードに切り替えて、アニメーションが正しく再生されるか確認しましょう。Cascadeurで作成したアニメーションが期待通りに動作することが体感できるはずです。
これらの手順を踏むことで、CascadeurとUnityを組み合わせたアニメーション制作がスムーズに進行します。アニメーションのクオリティ向上にぜひ役立ててください。
まとめ
Cascadeurは、3Dアニメーションをシンプルかつ直感的に制作できるツールです。初心者でもモーションキャプチャー不要で高品質なアニメーションを作成できるため、ゲーム開発やデジタルアートの分野で幅広く活用されています。
公式サイトには充実したチュートリアルも用意されており、基本操作から高度な機能まで学べるので、アニメーション制作に興味を持つ方はぜひ Cascadeur を試してみてください。
また、Unityとの連携も簡単にできるので、自作のアニメーションをゲームに組み込むことも可能です。初心者からプロまで、Cascadeurは強力なアニメーションツールとなるでしょう。
画像生成システムツールの紹介
AIイラストくん
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DALL-E 2
OpenAIが開発したこのツールは、テキストから画像を生成する能力に優れています。特にユニークなコンセプトやクリエイティブなビジュアルを切り出す際に非常に役立ちます。
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Midjourney
このプラットフォームは、アートに特化した画像を生成するのに最適で、特にファンタジーやサイエンスフィクション系のビジュアルに強みを見せます。Discordを通じて利用可能です。
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このツールは、ユーザーが画像を合成し、新しいビジュアルを生成することができる、非常にクリエイティブなプラットフォームです。自身の画像をアップロードし、様々な要素をミックスすることで個性的な画像が生まれます。
- 特徴:
- コラボレーション機能が充実
- 自分のスタイルを反映させた作品が作成可能
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Stable Diffusion
Stable Diffusionは、潜在拡散モデルという先進的な手法を用いており、膨大なテキストと画像のデータペアから学習することで、指定されたテーマに基づいた画像を生成します。
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これらのツールを活用することで、インスタグラムやYoutubeの投稿がより魅力的かつ効率的に制作できるようになります。各ツールの特徴を踏まえ、自分のスタイルや目的に合ったものをぜひ試してみてください。
よくある質問
Cascadeurとは何ですか?
Cascadeurは、キャラクターアニメーション制作に特化した3Dアニメーションソフトウェアです。特に初心者にも使いやすい設計となっており、複雑なアニメーションをシンプルに作成できるため、多くのクリエイターに支持されています。モーションキャプチャー不要、直感的なインターフェース、AIを活用したスムーズなアニメーション生成など、多数の魅力的な特徴を備えています。
Cascadeurの初期設定はどのように行えばよいですか?
まず公式サイトからCascadeurをダウンロードし、指示に従ってインストールを行います。インストール後、プログラムを起動するとシンプルで直感的なインターフェースが表示されます。カラーテーマの変更など、お好みの基本設定をカスタマイズすることをおすすめします。これにより、操作性が向上し、快適な制作環境が整います。
キーフレームの設定方法について教えてください。
Cascadeurでは、ボーンを選択し青い鍵マークをクリックすることで簡単にキーフレームを追加できます。また、自動キーフレーム機能を使えば、ボーンの調整に合わせて自動的にキーフレームが生成されるため、効率的なアニメーション作成が可能です。キーフレームの補完方法も、ラインタイプやベジェ補完など、様々な設定から選択できます。
UnityでCascadeurのアニメーションを使うにはどうすればよいですか?
Cascadeurで作成したアニメーションをUnityで活用するには、FBX形式でエクスポートし、Unityにインポートする必要があります。FBXエクスポート時はアニメーションのみを選択することをおすすめします。Unityでは、インポートしたFBXファイルのモデルの設定や、アニメーションタイプの変更、Bake Into Pose設定などを行い、最終的なアニメーションを仕上げます。これらの手順を踏むことで、Cascadeurとの連携が円滑に行えます。
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