4. 簡単な3Dアニメーションを作ってみよう

Blenderを利用してアニメーションを作成する際の基本的な手順と技術をお伝えします。今回は、シンプルな動きのアニメーションを通じて、アニメーション制作の楽しさを体感してみましょう。
ステップ1: モデルの選択と配置
Blenderを開くと、デフォルトで表示される立方体を利用してアニメーションを作成します。まずは以下の手順に従って進めましょう:
- 立方体を選択: 画面中央にある立方体をクリックして選択します。
- 初期位置の設定: タイムラインの一番左に位置するフレーム、通常は1フレーム目を選びましょう。
ステップ2: キーフレームの設定
アニメーション制作においては、キーフレームの設定が不可欠です。これにより、特定のフレームにおけるオブジェクトの動きやサイズ、回転を記録できます。
キーフレームの記録:
– 最初の立方体の位置を決めたら、「I」キーを押して、メニューから「位置」を選択します。これで初期位置が記憶されます。最終位置の設定:
– 次に、タイムラインで50フレーム目を選び、立方体を右に移動させます。
– 再度「I」キーを押し、「位置」を選ぶことで、移動した記録が保存されます。
ステップ3: アニメーションの確認
キーフレームの設定ができたら、実際にアニメーションを再生して動きを確認しましょう。
- 再生ボタンを押す: 画面下部にある再生ボタン(三角形のアイコン)をクリックして、アニメーションがスタートするのを見届けます。
立方体が最初の位置から移動した様子を観察してください。
動きの速度を調整したい場合は、グラフエディタを使ってキーフレーム間の間隔を変更することで、よりダイナミックなアニメーションを実現できます。
ステップ4: 複雑なアニメーションへの応用
基本的な操作をマスターしたら、次のステップとしてより複雑なアニメーションにチャレンジしましょう。例えば:
- 回転アニメーション: 「I」キーを押した後、「回転」を選ぶことで、オブジェクトを回転させるためのアニメーションを簡単に作成できます。
- 拡大縮小アニメーション: 同様に「拡大縮小」を選ぶことで、オブジェクトのサイズが変化するアニメーションも追加できます。
このように、Blenderを使用することで、容易に多彩なアニメーションを作成することが可能です。まずはシンプルな動きから始めて、徐々に他のオブジェクトや様々な動きにチャレンジして、自分だけの魅力あるアニメーション制作を楽しんでください。
5. アニメーションのレンダリングと出力方法

アニメーションが完成したら、次のステップはその成果を映像として形にする「レンダリング」作業です。このプロセスでは、アニメーションの内容をデジタルデータからビデオファイルに変換していきます。
レンダリングの準備
レンダリングを始める前に、以下の重要な設定を確認し、整えておきましょう。
カメラ設定
– アニメーションを出力するためにはカメラが必須です。デフォルトのカメラを使うか、必要に応じて新しいカメラを追加して、視点を決定します。
– カメラの正確な位置や角度は品質に大きく影響するため、注意深く設定することが求められます。レンダリング設定
– Blenderの「出力プロパティ」で解像度(例:1920×1080)やフレーム範囲を設定します。これらの設定を正しく行うことで、最終的な動画の質を向上させることができます。
– 使用するレンダリングエンジンは「Eevee」や「Cycles」から選べますが、特に「Eevee」は処理が軽快でアニメーション制作に適しているため初心者にもオススメです。
レンダリングプロセス
レンダリングの具体的な手順は下記の通りです。
レンダリングエンジンの選択
– Blenderの「レンダープロパティ」にて「Eevee」を選びます。このエンジンは高速で、アニメーションの進行をリアルタイムで確認しやすいので、初心者にも扱いやすいです。サンプリングの設定
– サンプリング値を64から256に調整すると、映像の質が格段に良くなります。ただし、高い設定にするとレンダリングにかかる時間が長くなるため、バランスを考えて設定することが大切です。出力フォーマットの設定
– 出力フォーマットでは「ファイルフォーマット」から「FFmpeg動画」を選び、コンテナ形式を「MPEG-4(MP4)」に設定します。これにより、広く利用されているmp4形式での出力が実現します。レンダリングの開始
– 準備が完了したら、「レンダー」メニューから「アニメーションレンダリング」を選択します。この処理により、Blenderが全てのフレームを処理し、指定した出力先に動画ファイルを生成します。
レンダリングが終了すれば、完成したアニメーションの確認が可能となり、新しいステップに進むことができます。レンダリングに要する時間は、シーンの複雑さやアニメーションの長さによりますが、「レンダープール」を使用することで複数のGPUを活用し、効率的にレンダリングを行うことが可能です。
これにより、時間を節約しつつ高品質なアニメーションを生成できるようになります。このように、「Blender 使い方 アニメーション生成」におけるレンダリングと出力方法をマスターすることで、よりスムーズにアニメーション制作を進められるようになります。
【まとめ】Blenderでアニメーション制作
Blenderを使ったアニメーション制作は、創造性を発揮し、魅力的な作品を生み出すことができる楽しい体験です。本記事では、Blenderの基本機能から、モデリング、キーフレームの設定、レンダリングの方法まで、アニメーション制作の基本的な流れを解説しました。
初心者の方でも、この記事の内容を参考にすれば、簡単な3Dアニメーションを制作することができるはずです。
Blenderの多機能さを最大限に活かし、あなただけのオリジナルアニメーションを完成させてみましょう。
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Midjourney
このプラットフォームは、アートに特化した画像を生成するのに最適で、特にファンタジーやサイエンスフィクション系のビジュアルに強みを見せます。Discordを通じて利用可能です。
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Canva(生成AI機能付き)
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Artbreeder
このツールは、ユーザーが画像を合成し、新しいビジュアルを生成することができる、非常にクリエイティブなプラットフォームです。自身の画像をアップロードし、様々な要素をミックスすることで個性的な画像が生まれます。
- 特徴:
- コラボレーション機能が充実
- 自分のスタイルを反映させた作品が作成可能
- 無料プランあり、幅広いユーザー層に適応

Stable Diffusion
Stable Diffusionは、潜在拡散モデルという先進的な手法を用いており、膨大なテキストと画像のデータペアから学習することで、指定されたテーマに基づいた画像を生成します。
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これらのツールを活用することで、インスタグラムやYoutubeの投稿がより魅力的かつ効率的に制作できるようになります。各ツールの特徴を踏まえ、自分のスタイルや目的に合ったものをぜひ試してみてください。
よくある質問
Blenderでアニメーションを制作する上で重要なポイントは何ですか?
Blenderでアニメーションを制作する上で重要なポイントは、まずモデリングの段階でキャラクターやオブジェクトの形状を正確に整えること、次にアーマチュアを使ってキャラクターの骨格を設定し動きを調整すること、そしてキーフレームを適切に配置してアニメーションを生成していくことです。これらの基本をしっかりと理解することが、スムーズにアニメーションを制作する上で不可欠です。
Blenderではどのようにしてキーフレームを設定すればよいですか?
Blenderでキーフレームを設定する際は、まずアニメーションモードに切り替えてタイムラインを表示し、オブジェクトの初期位置を1フレーム目に設定します。次にオブジェクトの位置、回転、スケールなどを変更し、Iキーを押して該当するプロパティのキーフレームを挿入します。その後、シークバーを移動してオブジェクトの最終状態を設定し、再度Iキーを押してキーフレームを記録します。このようにキーフレームを適切に設定することで、滑らかなアニメーションを実現できます。
アニメーションのレンダリングと出力にはどのような手順が必要ですか?
アニメーションのレンダリングと出力には、まずカメラの設定や解像度、フレームレートなどのレンダリング設定を行うことが重要です。Blenderでは、レンダリングエンジンとしてEeveeやCyclesが選択可能で、特にEeveeはアニメーション制作に適しています。サンプリング値を調整してレンダリングの品質を高めた上で、出力フォーマットをMP4に設定し、最終的にレンダリングを開始します。この一連の手順を経ることで、高品質な動画ファイルを出力することができます。
Blenderのグラフエディターはどのように活用すればよいですか?
Blenderのグラフエディターは、設定したキーフレーム間の動きを細かく調整する際に非常に役立ちます。グラフエディターでは、キーフレーム間の補間曲線を視覚的に確認でき、速度の変化やイーズイン・イーズアウトなどを簡単に調整することができます。これにより、より自然で滑らかなアニメーションを実現することが可能になります。初心者の方も、グラフエディターを積極的に活用して、アニメーションの表現力を高めていくことをおすすめします。
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